🌸 43.仏教公伝の地(桜井市金屋)

三輪山の南西の麓の金屋の河川敷のあたりは、昔、大陸からの船が難波津(大阪))から大和川をさかのぼって到着する船着場があった場所で、諸国や外国から多くの遣いや物資が上陸したと伝えられています。そういった関係もあってか「泊瀬道」、「山田道」、「山の辺の道」などの諸道が集結する、いわば古代のターミナルとして重要な役割を果たしてきたのです。推古天皇16年(608年)遣隋使の小野妹子が帰国したのもこの地で隋からの使者である裴世清(はいせいせい)一行を朝廷側は飾騎(かざりうま)を75匹用意し、盛大に迎えたと日本書紀は伝えます。

 

日本書紀によると、欽明天皇13年(552年),百済の聖明王の使者が、この地に釈迦仏の金銅像や経典を献上したとあり、それをもって日本に仏教が伝来したとされ近年、泊瀬川沿いに「仏教伝来地」の顕彰碑が建てられています。

 

仏教は,インドで開かれ,中国・朝鮮半島を経て倭国(日本)に伝えられました。その時期については元興寺縁起による 538(宣化天皇3)年という説が有力になっており、この場所を、近年は「仏教公伝」と称することが多くなっています。(要するに公伝とは 国家間の公的な形で仏教が伝えられたことを指し,それ以前は私的な信仰としては伝来していたと考えられる為です。)